大気中へのVOC(揮発性有機化合物)放出はあっても、無視出来るほどの非常に少ない量です。したがって、溶剤揮発が原因となる公害問題の発生が少なく、有機溶剤による中毒、火災の危険も少なくなります。
消防法上で非危険物であるため、危険物用の倉庫も不要で在庫管理の負担も掛かりません。
粉体塗装(パウダーコーティング)におけるほとんどのシステムで塗料が回収され、再利用(リサイクル)されるために廃棄塗料の量が低減され、環境負荷を大きく減らすことができます。
また、現在では廃粉体塗料の再利用の研究も進み、さらに環境に優しい塗装方法として広く認識されると思われます。
粉体塗料は、塗料の粘度調整が不要なため、そのまま使用でき自動化に最適です。
粉体塗料は1回の塗装で30~150ミクロンの膜厚が自由に得られます。また予熱方法を採れば高厚膜の塗装が可能となります。